教育・セミナー
療養生活支援論Ⅰの講義・演習
- 対象:2年生119名
- 日時:2022年12月19日(月)12:40~15:50
- 場所:講義室4
内容
携帯用エコーを用いた深部静脈血栓症のアセスメントと予防のための援助
下肢静脈エコーの測定方法と画像の見方について説明を行った。術後の深部静脈血栓症のスクリーニングや看護への活用の方法について講義し、深部静脈血栓症予防の演習(弾性ストッキング・弾性包帯の装着など)を実施した。
看護総合演習
- 対象:4年生117名
- 日時:2022年12月12日(月)11:00~11:50(30名)、14:40~15:20(29名)
12月13日(火)11:00~11:40(30名)、14:40~15:20(28名) - 場所:実習室
内容
膀胱のアセスメント及び膀胱留置カテーテルの挿入の演習
膀胱留置カテーテル挿入の演習の一部に、携帯用エコーを用いた膀胱のアセスメントを実施した。演習ではプローブの持ち方や操作方法、膀胱エコーの操作手順を説明後に、学生同士で膀胱の観察や残尿測定を行った。「腹部(膀胱)エコーは、尿閉、頻尿、残尿感のある人の膀胱の状態をアセスメントすることができ、有効に使えるようになりたいと思った」「エコーを用いた尿量測定は、患者への負担が少なく、実施者側も簡易的に行うことができる画期的な方法で、貴重な経験となった」「画像に映っているものが表す意味は何であるかを理解して使えるようになることで看護師の幅も広がっていくため、画像に関する技術を身につけていきたいと思いました」などの感想が聞かれ、有意義な演習となった。
テレナース学習会_遠隔で糖尿病・生活習慣病の自己管理サポート
- 目的:血糖測定データの通信方法および共有・管理できるアプリについて使用、データ管理方について理解する。患者の自己管理サポートに繋げる。
- 日程:2022年11月24日(木)12:20~13:00
- 会場:看護学科A棟4階 講義室5
- 参加者:31 名
内容
- 体温、血圧、酸素飽和度、脈拍を測定し、通信機能を使用して、クラウド経由でデータを連携(共有)するシミュレーション。
- 血糖の測定の実際。
- 測定値データを通信機能を使用して、クラウド経由データとしてPC(モニター)で共有・管理する実際のシミュレーションと演習。
ポイント
- 測定値の転送方法・共有方法
- 測定値の制度について
- 測定値管理・グラフ化(6つのモード)について
- データのアウトプット・ダウンロードについて
フィジカルアセスメント技術で携帯エコーの講義・演習
講義
- 対象:2年生119名
- 日時:2022年11月21日(月)12:40~14:10
- 場所:講義室3
- 内容:携帯用エコーを用いた、腹部のフィジカルアセスメントについて講義した。
講義では直腸内便貯留の観察のほかに、排尿状態を把握するために膀胱を観察することや、エコー下での末梢血管確保の有用性など、看護ケアにおけるエコーの活用について説明した。
演習
- 対象:2年生119名
- 日時:2022年11月22日(火)10:20~11:50
- 場所:実習室
- 内容:腹部のフィジカルアセスメント演習では、学生同士で携帯用エコーによる腹部や膀胱のアセスメントを実施した。
短時間ではあったが、「エコーの技術を習得することで、異常の早期発見につながるため、機会があればまた使用したい」「エコーの画像を見て映っているものが何か分かるように、解剖学の復習をしようと思った」など、肯定的な感想が聞かれた。
療養生活支援論Ⅱ 遠隔看護事例演習
- 日時:2022 年 11 月 8 日(火)14:20~17:20
- 場所;講義室 5
事例
氏名:田中昭子さん 年齢:65 歳 性別:女性
病名:10 年前からCOPDに罹患し、3 年前から在宅酸素療法 2 リットル/分 を受けながら生活している。ふだんの SPO2は、93~95%である。
呼吸障害の程度:ヒュージョンズ分類 Ⅳ度 休み休みでなくては 50m歩けない。
受けている医療サポート:K大学病院で外来受診を受け、訪問看護を週 2 回受けている。
11 月 8 日の出来事
氏名:田中昭子さん 年齢:65 歳 性別:女性
外来受診後、バス停から自宅に向かい、便意を催し、急ぎ足で 100 メートルほど歩き、自宅のトイレで排泄(排便)をすました。その後、急速に息苦しさが増し自宅の居室で倒れこむように横になり、携帯電話で、訪問看護ステーションに連絡した。
田中さんの訴え
S:トイレに行って用を済ませたら動けなくなった。どうしたらいいですか?
O:顔色は蒼白であり、冷や汗をかいており、肩で呼吸をしている。酸素は 2 リットル鼻カニューレで投与中である。ちゃぶ台の上にいつも使っているパルスオキシメーター(テレナーシング機能つき)がある。SPO2を測定すると、90 であった。
あなたは、訪問看護師です。田中さんの電話連絡を受けてどのように対応しますか?
上記事例に対し、事前に学生は対応を考えてきて、当日は、パルスオキシメータの遠隔モニタリングを行いながら実際の対応を学生2名がロールプレイを行った(患者役は大学院生TA)。演習には 118 名の学生が参加し、ロールプレイを見学し、レポートを記載した。
在宅看護論Ⅱ(3年次前期15コマ30時間)
- 日 時:2022年7月8日(金)16:00~17:30
- 講義テーマ:在宅ケアにおける多職種連携・協働
事例を用い以下の4つの連携場面における多職種連携のあり方について学修した。エコーの活用は連携場面3において訪問看護師のアセスメント力の必要性と、可視化した根拠あるデータを用いた連携の有用性について考えさせた。
連携1.退院移行支援
連携2.在宅生活が安定して継続するための支援(血圧変動)
連携3.在宅生活で病状悪化などの変化があった時(便秘)
連携4.生活の質としての活動を支える時(娘の結婚式出席を可能とする連携)
連携3:在宅生活で病状悪化などの変化があった(便秘)訪問看護師としての連携
事例:78歳脳梗塞の後遺症で片麻痺のある男性で、妻と二人暮らしの方に週2回訪問看護の担当をしています。同じ敷地内に長男夫婦が住んでいます。
在宅支援チーム
【訪問診療】 1回/月 <第4金曜日>(病状確認・内服処方)
【訪問介護】 3回/週 <月・水・金>(内服確認・清潔の支援)
【訪問看護】 2回/週 <火・木> (病状確認・内服確認・リハビリ・家族支援)
【介護支援専門員】 毎月モニタリング
【長男家族・民生委員など】 インフォーマルサービスとして必要時
訪問看護場面
*木曜日の訪問看護時、4日間排便が無く(月曜日~木曜日)、食欲も無く、リハビリはできないと話す。前回の火曜日の訪問で月曜日から排便が無い事は確認して、下剤は効きすぎると困るので、飲みたくないと言われ様子を見ていた。
個人ワーク→隣席学生2名で話し合う。10分間 コロナの為GW行わず短時間とした。
問い:排便に関してどのようなアセスメントを行いますか?
問い:どのような連携を誰といつしますか?
携帯用腹部エコー(腹部観察法)セミナー
講師 慢性疾患看護専門看護師 佐藤 友紀 先生
17:30~ | 参加者 | Q&A |
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6/23(木) 9名 |
田主丸訪問看護ステーションより2名 学科教員 5名 学生 3年次 2名 |
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6/30(木) 32名 |
訪問看護ステーション 田主丸3名、つばさ1名 大学病院看護部 7名 学生 1年次 6名 学科教員 15名 |
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7/5(火) 20名 |
訪問看護ステーション 2名 大学病院 7名 大学院生 1名 学科教員 10名 |
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7/8(金) 21名 |
訪問看護ステーション らいと3名、つばさ2名 大学病院看護師 5名 学科教員 11名 |
ベッド4台でグループで演習 積極的に排泄物の性状アセスメントと残尿量のアセスメントに取り組む |
7/15(金) 14名 |
訪問看護ステーション つばさ1名 大学病院Ns4名 学科教員 7名 看護学科学生 2名 |
尿量の確認、下行結腸の状況観察、頸動脈の確認等がスムーズにできるようになってきました 下行結腸の状況観察中に胆嚢の映像が観察されました(非常にまれな例) |